女児の遊び今回は、女児の遊びに触れて見る。屋外の遊びでは、正月の羽根つきにはじまり、通りゃんせ、かごめかごめ、なべなべ底抜け、花いちもんめ、まりつき、縄跳びなど多種多様であった。ここで気が付いたことであるが、どの遊びにも、歌と一定の法則のようなものがあることである。かごめかごめに例をとると、目隠しをした鬼を座らせ、その周りをみんな手と手をつないで「かごめ かごめ駕籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に」と歌いながら回り、次の「鶴とかめがすーべった」で一斉にしゃがみ「後ろの正面だぁれ」で、鬼は後ろの人の名前を当てる。まりつきでは、あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場さ ・・・・と、さのところで片足をくぐらせ、最後のちょいとかぶせでスカートの中にまりをいれる。こうした遊びの光景は、ちょっとした広場や路地で日常的に見られたが、最近は全く見かけなくなった。屋内の場合は、縁側や軒下にござを敷いて遊び場を作った。代表格は、おじゃみであろうか。端布を模様につないだ袋に、小豆を入れたものを使う。遊び方は、おさらい、お手のせ、おはさみなど多様。歌にあわせて、おじゃみを放り上げた間に別のおじゃみを拾い、いろんな技を競った。あとメンコ、手遊び、ままごとなど。ままごとでは、小さい兄弟がいると背中に負ぶって母親役を演じ、本当の母親の手助けをするのがごく普通であった。名塩探史会