冬の遊び
おしくらまんじゅう昔の冬は格段に寒かった。12月になるとあちこちで霜柱が立ち、つららが幾日も消えずにいた。そんな厳しい寒さの中でも、子供たちは外で遊んだ。体を温めるための遊びとしては、おしくらまんじゅうが思い出される。これには男も女の子も参加した。円を描いた中に集まって、それぞれが外を向き、一番外の列になった人は隣同士で腕を組み、円からはみ出さないように中に向かって押す。反対側からも押してくるので中の人はもみくちゃになる。誰かの肘が当たって痛くても辛抱した。ぽかぽかと体が暖かくなると、別の遊びに切りかえた。胴馬 どんま男児の遊び。ジャンケンで馬になる組と乗る組に分かれる。馬になる組の中から一人が柱になって壁や電柱を背に立つ。残ったものは股間に頭を入れて手で太股につかまり馬をつくる。大勢いればそれだけ長い馬ができる。乗る組の先頭は、全員が乗れるよう出来るだけ遠くまで跳ぶ。全員が乗り終わっても馬が潰れなかったら、馬の柱と乗り手の先頭がジャンケンをして負けた組が馬になる。また、馬から落ちると馬組になった。そのため馬側は、体をくねらせたり尻を振って落とそうとし、乗る側は、馬を崩すために斜め乗りしたり、重心を集中させたりした。名塩探史会